スタイリッシュな2人対戦ゲーム『Bossa / 坊茶』のお話:第3回
文・写真:前田弘志(Bossaチームリーダー)
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匠のアート版“水 - mizu”と“花 - hana”は、Bossa / 坊茶のフラッグシップバージョンです。今日は、Kickstarterのプロジェクトメインページでは簡単にしか触れていなかった、箱について詳しくご紹介させていただきます。
『Bossa / 坊茶』匠のアート版のために特別にデザインされた八角形の箱がついに完成しました。これは試作品段階ではなく、最終的なデザインと素材と製作工程によるものです。日本の箱専門会社、モリタ(https://www.hakop.jp)の職人さんたちによってひとつひとつ作られました。タイルづくりの職人さんとは別のスペシャリストチームです。
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かたち
形状は八角形でデザインされていて、蓋箱と身箱、それらを留める紐と房で構成されています。八角形は日本らしい形とも言えますが、この形で箱を作るためには非常に高度な技術が必要です。
白い箱は“花 - hana”のもの、黒い箱は“水 - mizu”のものです。
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表面
箱の表面の素材は日本の紙です。私たちが選択したのは、日本的な風情を感じるエンボスのテクスチュアが美しい「新だん紙」という用紙です。
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箔押し
タイトルロゴ、バージョン名、Banana Moon Gamesのロゴは銀色の箔押しで、Bossa / 坊茶を象徴するストライプのグラフィックパターンは、透明の箔押しです。
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留め具
蓋箱と身箱を留める紐と房です。単なる装飾ではなく実用性を持ちます。簡単に着脱できる形態をデザインしました。
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収納
身箱は3種類のゲームコンポーネント(ドットタイル、アクションマーカー、ダイス)がピッタリ収納されるようデザインされています。蓋箱の内側にはポケットがあり、説明書とシリアル番号証を収納することができます。
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数々の試作を経て完成しました
私たちはもともとグラフィックデザインのスタジオですから、デザイン試作は自分たちの手で作ることができます。実際に多くのプロトタイプを作り、何度も検討・修正を繰りかえしました。用紙についても、保有する数千種類の実物サンプルを実際に手で触れ、その中から選びました。
箱の製作会社は私たちのスタジオの近くにあるため、緊密にやりとりしながらプロダクト試作・修正を繰り返すことができました。こうして今回の箱が出来上がったのです。
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読んでくださりありがとうございました。そして、私たちのプロジェクトへのご支援にも感謝いたします。Bossa / 坊茶があなたのお気に入りになってくれたら、とてもうれしいです。
前田弘志(Bossaチームリーダー)
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Bossa / 坊茶 コラム 各話へのリンク
- Vol.16:ペーパークラフトの匠、その繊細で芸術的な手仕事(2023年改稿版)
- Vol.15:なぜBossaは何度も繰り返し遊べて、飽きないのか
- Vol.14:Bossa / 坊茶をオンラインで試そう!
- Vol.13:お出かけBossa:スタンダード版の魅力(2023年改稿版)
- Vol.12:ナチュラルな風合いを日常に:クラシック ネオ版の魅力
- Vol.11:2023年、Bossa / 坊茶に拡張コンポーネントが登場!
- Vol.10:美しく遊ぶ贅沢な時間:匠のアート版の魅力
- Vol.09:雪のようにキラキラする箱のお話
- Vol.08:北海道の「雪景色」をデザインコンセプトに
- Vol.07:Bossaは何度も繰り返し遊べる、飽きない。
- Vol.06:お出かけBossa:スタンダード版の魅力
- Vol.05:ナチュラルテイスト:クラシック版の魅力
- Vol.04:「匠のアート版」の耐久性ってどうなの?
- Vol.03:「匠のアート版」は、箱だって匠のアート!
- Vol.02:匠のアート版 “水”と“花”、実は手触りが違う
- Vol.01:ペーパークラフトの匠、田所眞行さんのこと
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