匠のアート版 “水”と“花”、実は手触りが違う [Bossa Vol.2]

スタイリッシュな2人対戦ゲーム『Bossa / 坊茶』のお話:第2回

文・写真:前田弘志(Bossaチームリーダー)

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匠のアート版のは、どちらもBossa / 坊茶のフラッグシップバージョンで、9層構造という点での「仕様」は同じです。しかし、プレイ感は異なるでしょう。少なくとも私たちにとってはそうで、私たちはその日の気分によってプレイに用いるバージョンを変えて楽しんでいます。

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“水”と“花”の違いは、見た目ですぐわかりやすいのは色ですね。ですが、実際のプレイで最も違いを感じるのは、おそらくタイルを手で持った時の“手触り”だと思います。山札タイルを引いてくる時、タイルをカラーラインに置く時、手触りがプレイ感を変えるのではないでしょうか。無意識にタイルを撫でながら戦術を熟考するプレイヤーも少なくないと思います。

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匠のアート版“水”のドットタイル

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“水”はソリッドで少しハードな感触

“水”の裏面は細かいエンボスでタイトにプレスされた用紙を使用しています。日本製の“ジャガード”という紙です。さらに、かすかなニス塗工によって仕上げています。ですので、手に持ったとき、ソリッドで少し硬質、しっかりとした感触を覚えるでしょう。匠のアート版ならではの心地よい「重量感」も同時に。

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ドットタイルの裏面:匠のアート版“水”(左)、“花”(右)

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“花”は優雅な「和の美」の感触

“花”の裏面は箱と同じ"新だん紙"という紙を使用しています。和様の美しいエンボスで、“水”より大きな凹凸は空気をより含み、やわらかく優雅な感触です。この日本の美に触れながらプレイすると、よりおだやかで優しい気持ちになり、より相手へのリスペクトに満ちたプレイスタイルになるかもしれません。

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匠のアート版 “花”のドットタイル

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「音」で、感触の違いを想像できるかも…

ウェブ上では実物を持つことができないので、手触り感や重量感をお伝えすることはなかなか難しいけれど、音でお伝えすることはできるかも、、、と私たちは考えました。こちらの動画では、各バージョンのタイルの音を比較しています。

* 音声はAKG社製のコンデンサーマイクを使用して録音し、ノイズ低減処理のみで、他の一切のエフェクター使用や加工は行っていません。

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- スタンダード版

タイルのサイズが最も小さいので、高音で鳴ります。また重量が最も軽いので音量も小さめです。

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- クラシック版

2層構造のタイルが出す音は、明るく軽やかで、弾んだ音がします。乾いた音が良く響きます。

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スタンダード版の裏面(左)、クラシック版の裏面(右)

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- 匠のアート版 “水” と 花”

最も重量感のあり、落ち着いた音がします。9層レイヤーが衝撃を吸収してくれるので、耳障りな残響音が響き渡ることなく、気持ちよくセトルダウンする感じです。いい意味で弾まず、ぴたっと吸い付く感じ。裏面の紙の違いによって、"水"はより硬質な音、"花"はよりソフトな音がします。

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うーん、やっぱり、音じゃちょっと違いがわかりにくかったかもしれませんけど、見た目だけではなくて、プレイ体験も異なるように各バージョンがデザインされていることを知っていただけたらうれしいです。

私たちはどのバージョンもそれぞれに好きですが、あなたはどれがお好みですか?

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左から:スタンダード版、クラシック版、匠のアート版“水”、匠のアート版“花”

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読んでくださりありがとうございました。そして、私たちのプロジェクトへのご支援にも感謝いたします。

前田弘志(チームリーダー)

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Bossa / 坊茶 コラム 各話へのリンク

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Bossa/坊茶 公式webサイト(クラシック版/匠のアート版)