か、かなりシュールな動画では!?[Bistro FLIP コラム Vol.2]

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文・写真:前田弘志(チームリーダー)

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『ビストロ・フリップ』のクラウドファンディングは、米国ベースのKickstarterで行いました。私たちにとっては初めてのことだったので、驚いたり戸惑ったりすることの連続でした。バッカー(支援者)さんは米国の方だけではなく、いろんな国の方がいるんですね。それで、予想外というか想定外のご意見や質問をいただいたり、親切なアドバイスをいただいたり、そんなこんなで、クラファン期間中にかなりサイト内のコンテンツ(画像や動画、テキスト内容)を改修したり、足したりしていきました。

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「にほんごをべんきょうしています」

予想外だったことのひとつが「日本語を勉強中だよー」と言ってくるバッカーさんが、特にヨーロッパの方々に多かったこと(それ以前に、気軽にコメントやメッセージをくれる人の多さに、まず驚いたんですけどね)。『ビストロ・フリップ』は、楽しみながら日本語を練習できるのが素晴らしいと思う、みたいなことを言ってくださる方が意外にいたのです。で、少しコミュニケーションをしてみると、みなさん、どうやら教室に通っているわけではなく、ネット上の学習サイトやFacebookグループで自習しているって言うんです。小さな町で日本語教室もないし日本人もいないとか、教室はお金がかかるとか(危うく「ゲーム買うのだってお金かかるじゃん」ってツッコミそうになった)おっしゃる。
じゃ、日本語ネイティブの私たちが読み聞かせをしてあげようじゃないか!とクラファン期間中に始めたのが、こちらの動画シリーズ『ビストロ・フリップのにほんごきょうしつ』。

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バッカーのみなさん、こんにちは。
ビストロ・フリップを使って日本語学習動画をつくりました。今日から何回かに分けてお送りします。当店秘伝のレシピ内容&最後にどんな料理が出てくるのかにもご注目くださいませ(笑)。

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真面目なんだか、不真面目なんだか

まぁ、基本スタンスがバッカーさんのための(ある意味ゲームとは関係のない)サービスですから、気合い入れて作っている動画ではないですよね。某放送局の教育チャンネルっぽい淡々とした雰囲気を意識してたら、なんともシュールな感じの動画になりました。

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バイリンガルのカードですから…

『ビストロ・フリップ』のカードは日英バイリンガル表記です。日本語はもちろん、英語だって「なんちゃって英語」ではありません。ネイティブ・スピーカーのスタッフが担当しているので、ちゃんとした英語(一部にふざけた表現はあるものの)のはず。ですから、日本の方の英語学習にも使えると思います。実際に英会話教室で使っていると聞いたこともありますし。ゲーム作者としては、特におすすめするということではありませんが。

ところで、いろんな方のプレイを見ていて気付いたのですが、日本の方と海外の方では、プレイ中のカードの並べ方(並べる順序)が違ってたりするんですよね。もちろん個人差はあるのですが、言葉遊びのゲームでもあるので、その国の言葉の語順で並べる方が多いようです。
例えば日本の方なら「3日間煮込んだ」「りんご」と「はちみつ」を使った「かわいい」→「カレーライス」みたいな順番で、英語圏の方なら「Kawaii」「Apple」and「Honney」,「Stewed 3 days」, and...「Curry and Rice」みたいな。

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今回も、どうでもいいような話にお付き合いいただき、ありがとうございました。
最後に商品の宣伝を。

日本国内は「通常版」と「拡張カードセット」が販売中

ビストロ・フリップ 拡張版(国際版)フルセット

現在国内では、オリジナルエディションの「通常版」と、Kickstarterで製品化された「拡張カードセット」がお求めいただけます。
「通常版」に「拡張カード」を足していただくことで、総カード数222枚のビストロ・フリップ拡張版(国際版)フルセットとなります。

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[Bistro FLIP コラム] 各話へのリンク

Vol.1:バナナムーンの定番ゲーム『ビストロ・フリップ』誕生秘話