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スタイリッシュな2人対戦ゲーム『Bossa / 坊茶』のお話:第9回
文・写真:前田弘志(Bossaチームリーダー)
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今日は、Bossa 2023年リリース予定の新エディション「匠のアート版“雪”」と「クラシック ネオ版」の「箱」についてのお話を書きたいと思います。(コンポーネントのお話やゲームのお話は、また後日書きますので、今日は、まず「箱」について)
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2023年の2つのエディションは、美しい雪景色にインスパイアされたデザインです。
私たちが拠点としている北海道札幌は(日本のみなさまはよくご存じのことと思いますが)冬には多くの雪が降ります。だいたい12月から4月までの長い間、雪に覆われているこの地で、ずっと雪と一緒に暮らしている私たちにとって、雪は(やっかいものではあるけれども)さまざまな表情を持つ素敵な存在です。決して白いだけのものではありません。
雪は刻々とその色や表情を変えていきます。朝の色、昼の色、夕暮れの色、夜の色、晴れの日、曇りの日、そして光と影…。
そんな、雪をイメージした美しいBossaのバージョンを作りたいと思いました。そのデザインコンセプトは、箱においても一貫しています。
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雪のようにキラキラする箱
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上の動画は、2つの新エディションの箱がキラキラする様子です。ぜひご覧になってみてください!
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匠のアート版“雪”の箱
匠のアート版シリーズの箱は、日本的な美を表現する「八角形」です。この形で箱を作るためにはとても高度な技術が必要で、箱専門の職人がひとつひとつ手作りしています。
紐と房は身箱と蓋箱の機能的な留め具としてデザインされています。ロゴとBossaの象徴的なストライプのグラフィックパターンは箔押しです。
しかし、匠のアート版“雪”の箱で特筆すべき点はそれだけではありません。このエディションでは、私たちは表面の素材として「ミランダ」という紙を選択したのです。
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匠のアート版“雪”の箱の表面は、一見、ただの白い紙に見えますね。
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では、スマホのライトで照らしてみましょう。雪のようにキラキラします! クローズアップで見るとよく分かりますね。実は、この紙は表面に微細なガラスのフレークで加工されているのです。
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クラシック ネオ版の箱
これも、一見、ただの黒い箱に見えますね。これも「ミランダ」という紙の色違いです。
では、再びスマホのライトで照らしてみましょう。まるで夜に見る雪みたいでしょう。
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クラシック ネオ版は、ドットタイルも含めて「雪の夜」の風景に着想があり、箱を開けたとき、雪の中に家々あるいはビル群の窓からの暖かい明かりが感じられるようにデザインされています。(中仕切りの表面を雪に、ドットタイルの断面を建物の窓に見立てています)
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クラシック ネオ版の箱は開閉式ですが、金属やプラスティック部品は使われていません。なんと、紙だけで作られているのです! それは、私たちが箱の製作をお願いしているモリタ株式会社さん (https://www.hakop.jp) の持つ、精巧なVカット製法という技術が可能にしました。
一見ただの箱に見えるけど、いろんなアイディアや技が詰まっている、それが私たちのBossaの箱へのこだわりなのです。
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今回も読んでくださりありがとうございました。そして、私たちのプロジェクトへのご支援にも改めて感謝申し上げます。
Bossaがあなたの素敵なコレクションの一部になり、末永くゲームを楽しんでいただければ幸いです。
前田弘志(Bossaチームリーダー)
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Bossa / 坊茶の新バージョン
「匠のアート版“雪”」「クラシック ネオ版」「拡張キット」は公式ショップ限定発売!
お求めは → こちら(https://bananamoon.official.ec)
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Bossa / 坊茶 コラム 各話へのリンク
- Vol.16:ペーパークラフトの匠、その繊細で芸術的な手仕事(2023年改稿版)
- Vol.15:なぜBossaは何度も繰り返し遊べて、飽きないのか
- Vol.14:Bossa / 坊茶をオンラインで試そう!
- Vol.13:お出かけBossa:スタンダード版の魅力(2023年改稿版)
- Vol.12:ナチュラルな風合いを日常に:クラシック ネオ版の魅力
- Vol.11:2023年、Bossa / 坊茶に拡張コンポーネントが登場!
- Vol.10:美しく遊ぶ贅沢な時間:匠のアート版の魅力
- Vol.09:雪のようにキラキラする箱のお話
- Vol.08:北海道の「雪景色」をデザインコンセプトに
- Vol.07:Bossaは何度も繰り返し遊べる、飽きない。
- Vol.06:お出かけBossa:スタンダード版の魅力
- Vol.05:ナチュラルテイスト:クラシック版の魅力
- Vol.04:「匠のアート版」の耐久性ってどうなの?
- Vol.03:「匠のアート版」は、箱だって匠のアート!
- Vol.02:匠のアート版 “水”と“花”、実は手触りが違う
- Vol.01:ペーパークラフトの匠、田所眞行さんのこと
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