作者が語る!『我知城/GACHIJO =4人の忍者と秘宝の城=』 [GACHIJO デザイナー日記 02]

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我知城/GACHIJO =4人の忍者と秘宝の城= のお話:第2回

文:前田弘志(GACHIJO チームリーダー)

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こんにちは。我知城/GACHIJOチームリーダーの前田弘志です。

4月にクラウドファンディングを開始する私たちの新作ボードゲーム『我知城/GACHIJO =4人の忍者と秘宝の城=』は、動く迷路の城で知恵と忍術を駆使するトレジャーハンティングゲーム。デンマークのゲーム作家 マーティン・ネーデルガード・アンデルセンと日本のバナナムーンゲームズとのコラボ作品です。

今日は原作者のマーティンが、その魅力と特徴を語ってくれました。動画もあわせてご覧ください!

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みなさん、こんにちは。『我知城/GACHIJO =4人の忍者と秘宝の城=』のゲームデザイナー、マーティン・ネーデルガード・アンデルセンです。
まもなくキックスターターで、このゲームのクラウドファンディングが始まります。

私は13年間、フルタイムのゲームデザイナーとして、世界中の100以上の会社と250以上のゲームを作ってきました。そんな中でも、この作品にはメチャメチャ興奮しているんです。

基本的なアイデアについてですが、私がこのゲームを思いついたときにやりたかったのは、いつものような単純にボード上にあるコマを動かしていくだけではなくて、コマの位置をキープしたままコマの下でボードが動くというものでした。

そんなとき、日本のバナナムーンのチームと出会い、彼らもそのアイデアを気に入ってくれ、素晴らしい仕事で応えてくれました。

私の最初のアイデアを大きく発展させて、もっともっと巧妙で賢いものになり、超クールな日本のテーマを取り入れたのです。

プレイヤーは忍者になり、動く迷路の城を攻略しながら、いろいろなアイテムを集めたり、さまざまなタスクをこなし、他の忍者よりも早く帰陣することを目指します。

ミッションを遂行するには、他の忍者を襲撃したり、隠し階段から秘密の通路を通ったり、屋根に登ったり、水中を潜行する必要もあります。

そして、とてもとてもクールなことに、城の中で迷路の壁が動き続けるのです。

だから、ええ、私が取り組んできたプロジェクトの中で最もエキサイティングなもののひとつだと言えます。

ぜひキックスターターにアクセスして、どんなものか、ちょっとの時間でもご覧になってみてください。ボードゲーム好きの方には、きっと気に入ってもらえると確信しています。

では、近いうちに忍者の城『我知城/GACHIJO』でお会いしましょう!

マーティン・ネーデルガード・アンデルセン

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私たちも、この超クールなゲームをマーティンと一緒に作れたことが超うれしいです!

今回も読んでくださったみなさま、ありがとうございました!

次回からは、忍や我知城/GACHIJOの世界に関する話題をお届けしていきます。このゲームの制作過程で私たち日本のチームは、忍者発祥の地のひとつに赴き取材とリサーチを行った上で、フィクションの世界を作っていきました。ぜひお楽しみに!

GACHIJO チームリーダー 前田弘志

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こちらもぜひご覧ください!
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マーティン・ネーデルガード・アンデルセン(Camp Games Aps 代表)はデンマークのゲームデザイナーで、2007年に最初の作品が出版されました。以降、世界中でこれまでに250種類以上のゲームを発表、日本でも『Bandido(バンディド/すごろくや刊)』などが出版されています。ゲームデザイナーとしての活動と並行し、1年のうち4〜7ヶ月は世界を旅し、ライターや写真家としても活躍しています。

バナナムーン・ステュディオは、北海道を拠点とする1990年創業のクリエイティブ・プロダクションで、30年以上にわたりグラフィックデザインやエディトリアルデザイン、プロダクトデザインに携わってきました。「笑顔の時間を提供するゲームづくり」をテーマに、2019年からオリジナルボードゲームの制作・出版に取り組み、バナナムーンゲームズ(Banana Moon Games)のブランド名で、これまでに15タイトル以上(バリエーション版を含む)をリリースしています。「非言語依存」「戦略と運のバランスミックス」「コンポーネントの美しい」ゲームづくりを得意とし、2022年・2023年には『Bossa(坊茶)』の国際クラウドファンディングで2,401%達成、製品を40カ国に出荷しました。